歯科医師の小林です。
今回はだ液の働きについて、一部紹介したいと思います。
だ液には私たちの体を守る様々な働きがありますが、今回は再石灰化についてです。
だ液には、食事のたびに歯から溶け出すミネラル成分を歯に戻し、再石灰化する働きがあります。
このバランスが崩れると、むし歯が進行してしまいます。なるべく再石灰化が多くなるようなお口の環境を作ることが大切です。
健康なお口は、弱アルカリ性を保っています。だ液が少なくなるとお口の中は酸性に傾いて歯のミネラルが溶け出しやすくなります。
また、再石灰化に必要な成分を行き渡らせることもできません。
就寝中はだ液が減少するので、寝る前の歯磨きは必ずしましょう。
だ液を減らさないためにも、なるべくゆっくりとよく噛んで食事をしましょう。
マッサージをするのも効果的です。